実家には、
週末鬼なるものがいる。
どういうことかと言うと…
(以下、長文かつ、ちょっとハードな内容です。気をつけてください。)
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週末にはクソ親父が仕事が休みで家にいるからだ。確かに、今になっても、私は親の収入なしでは生きていけない。この点では感謝しなければならない。…でも、週末は午前中に馬券を買いに行くだけで(酷いときは
朝から缶ビールを1缶は空けている)、午後からは
常にビールか焼酎を呑みながら、競馬中継を文句を言いながら(時には吠えながら)観ている。
まぁ、馬券の無茶買いはしないタイプ(小遣いの範囲内)なので、その点ではギャンブルしていても許せる範囲なのですが。
もちろん、
3度の食事中にはビールか安ワインを呑んでいる。週末の間、いつでも飲み続ける。まるで、水やジュースを飲むように。ヤツは飲むと、どうしようもないくらい口うるさくなる。
元々、
理不尽な過干渉タイプのセリフしか吐かない親父。
それがさらにヒートアップ!
理不尽どころの話ではない。
めちゃくちゃだ。手がつけられなくなる。
私の中学・高校時代はこんな親父によく反抗したものだ。
私は手は決して出さなかったが。その反抗がヤツの神経を究極に逆なでした時には、当時の私の部屋(今は自分の部屋はない。弟が使っている)にまで入ってきて、私を殴ったり、時には、踏みつけるように蹴ってきた。私はただひたすら受身をとって、ヤツの気が収まるまで耐え続ける。時には、今の学校に入ってからも、帰省中にちょっと反抗し、殴られ、蹴られたこともあった。
母は助けてはくれなかった。助けるフリしかしなかった。
本気で私の身代わりに殴られようとしたりはしてくれなかった。
自分の身に火の粉が降りかかるのが怖かったのだろうか。
母も所詮そんな人間。自分が一番大事。世間体が一番大事。当時は反抗した自分が悪いと母にも言われ、自分でもそう思っていた。いや、思い込まされていた。それが間違いだったってことに気付いたのは、ひとり暮らしを始めてから数年経った頃だった。
そう、相方と付き合うようになって、互いの家庭環境の話になった時に、彼の家庭環境の話を聞いて、
『うちの家はおかしい』 と、やっと気付けた。
相方のご両親にも一度だけお会いしたことがあるが、少なくとも、うちの両親よりはすばらしい人たちだった。
だって、思わず、
「むしろ養子にしてください!」って思ってしまったほどだ。
これでも、近年は親父は落ち着いてきたほうだ。なぜなら、弟が競馬を始めた(これも、金額にすれば多くても3,000円程度。許せる範囲だ。)ことで、週末は親父と馬の話ばかりしているからだ。
弟自身が競馬で予想したりするのをを楽しんでいるようにしか、親父や母は思っていないだろう。
しかし、
両親は、弟が親父に(気遣って)話しかけていることが、親父の飲酒量を少しでも減らすためにどれだけ効果があるかわかっていないだろうし、考えもしていないだろう。私がひとり暮らしをしていた頃、親父がアルコール依存症がひどくなってうつ状態になったりして、入院したことが何度もあった。少なくとも3回はあったような気がする。
入院させる時には、いつも弟が病院に連れて行っていた。母は事務的な作業のみ。
ある時、弟がとある心療内科クリニックにふらふらの親父をどうにか連れて行ったときに、クリニック内で親父が泡を吹いてぶっ倒れてしまったらしい。恐らくその頃から、弟は疲れを見せ始めていた。
この不況の中、高卒ではなかなかいい仕事に恵まれなかったことも重なっていたのだろう。
そんな時に、弟の車が車上荒らしに遭った。実家の目の前の駐車場に置いていたのに荒らされた。
被害は幸いCDなどだけで済んだのだが、それからというもの、弟は車の防犯を強化し、窓から何度も何度も車を確認するようになった。夜もそれで眠れなくなることもあったようだ。
…ついに、弟は壊れた。
強迫神経症(OCD)を発症した。
その後、
強迫神経症(OCD)が改善するに連れて、今度はパニック障害(PD)を発症した。
西洋医学の薬(SSRIなど)が身体に合わなかったのもあって、病院も転々とした。
今は、ようやく漢方を処方してくれる精神科に落ち着き、治療を続けている。
私は思う。
「なぜ、弟にもっと早く、発症する前に、家を出ることを強要するくらいのことをしなかったのだろうか。」と。
大げさなようだが、確かにひとり暮らしを始めて、私は世界観が変わった。それに気付いてからは、弟にも、
「一度は家を出てみた方が良い」と勧めてはいたのだが。
もっと強く言っていればよかったのだろうか。
わからない。
私は厳しすぎる実習地での臨床実習がきっかけでうつ病を発症したが、こんな週末鬼のいる家に生まれたこと、こんな家で育ったことが、(当初の精神科医の予想以上に)うつ病の改善の経過が悪いことの原因だと思う。だから、
週末鬼(親父)のいる
週末は、私にとっては人生の
終末期のようで、ヤツ(親父)は私の
終末鬼でもあるのだろう。
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